中学1年生 企業訪問
11月12日(木)に,東洋額装とオガワエコノスを訪問しました。
【東洋額装】
東洋額装株式会社は,表装という伝統的な業界で,個人の力でなく,企業力で技術伝承を図り,美術表装の分野で日本一のシェアを獲得されています。また,かけがえのない作品を表装という技術を通して形にし,喜びや感動を提供する努力をし続けている会社です。
ものづくりマイスターの方々から説明を受けながら,掛軸の作業工程,額装・屏風用裏打の作業工程,額縁の製作工程などを見学しました。ものづくりの魅力や伝統技術の継承の大切さについて学ぶことができました。
生徒の感想
・日本の文化,伝統技術は次の世代へつないでいくことが大切だということを学びました。
・一つ一つの細かいことも長年の経験を積んでいったら,その経験を活かすことができ,さ
らに極めることができるので,職人という職業はいいなと思いました。
・日本の文化や伝統について学ぶことができて楽しかった。また,今の自分よりもっと上の
自分を目指すことができるということを知れてよかったです。作品を美術館に飾るため
の裏打や和紙については全然知らなかったから,この機会を通してそういうところにも
注目して楽しめることを知りました。
・手作業なのにバラつきのない仕事ぶりに驚かされました。仕事のやりがいについて質問し
ました。すると「みなさんの生活の裏側を支える仕事に誇りを持っている」とおっしゃい
ました。仕事に誇りを持てるのは素敵だと思いました。
【オガワエコノス】
オガワエコノス株式会社は,持続可能な地域社会の一員として,地域環境を考えながら足元の小さなことから始める(Think Globally, Act Locally)ことで,SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し,自然と人にやさしい社会の実現を目指している会社です。
資源選別場や焼却施設の工場見学をし,手作業でハードディスクの解体体験学習をおこないました。エアードライバーやニッパーを使い分解し,その後,分解した部品を種類ごとに分別しました。体験を通して,リサイクルは地道な作業の一つ一つが大切であることを知ることができました。
生徒の感想
・仕事というのはつらくてしんどいことばかりではなく,やりがいを持って,ひとのために
働くことだと実感することができました。
・流れてくるゴミを分別している方の様子はすごく忙しそうで,家でゴミを捨てる時に分別
をきちんとしないといけないと思いました。
・100%リサイクルを目指して,手間がかかっても手作業でパソコンやTVなどを解体した
り,ビンは色で分別していました。足元の小さなことから一つ一つ地球のことを気にかけ,
自分だけではなく他の人のことを常に考え,上へ上へと進んでいる会社でした。
・近年,地球温暖化によりリサイクルが大事になってきました。そんな中,もっと環境にや
さしいものはないかと日々研究されており尊敬しました。